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笑いの中に光る知性|パックンマックン パトリック・ハーランさん

第10回コラム

  • 「パックンマックン」はパックンことパトリック・ハーランさんとマックンこと吉田眞さんの異色の漫才コンビ。フジテレビ系の「ガチャガチャポン」などTV,ラジオへのレギュラー出演、ライブハウスでの毎月ライブなどで大活躍だ。そのパックンは今、一番の人気外人タレントだが、なんと故ケネディ大統領など6人の大統領を生んだアメリカの名門ハーバード大学の卒業。NHK総合の「英語でしゃべらナイト」では、その名ホストぶりと共に、有名スター、ミュージシャンなどとのインタビューで、その知性がキラリとひかるのもうなずける。
  • 出身はコロラド州、ロッキー山脈のふもとで好奇心旺盛、元気いっぱいの子供時代を送った。
    しかし、7歳の時両親が離婚、母と二人の苦しい生活が始まる。多くのことに興味をもつが、何かひとつに集中できない性格だったという。そのパックンをはげましたのが「人生にお金はなくていい、興味があれば全部一生懸命やればいい」という小学校の先生の言葉。
    そして高校時代は10以上のクラブに属して興味のあることはすべてやった。その活動費は新聞配達で稼いだのだという。
    大学卒業後、友人に誘われて来日、福井市で英会話教師をしながらFMラジオのDJなどをし、やがて上京。誘われるままに始めた漫才から、コメンティター、文筆業など現在のような幅広い活動をするようになった。(読売新聞 2005年5月2日「あのころ」より)
  • 現在のパックンを培ったのは、本人も言うように、学生時代に沢山のことに興味をもち、熱中して蓄えた豊かな経験だろう。そして、寒風吹きすさぶロッキーの麓の町を、日曜版は電話帳ほどにもなる重い新聞を、自転車に積んで走り回り養ったガッツかもしれない。
    パックンは「LATERAL THINKINNG」(横向きの考え)という言葉を紹介する。遠回りに見えても意外と近道があると。
  • 今、新聞配達をしながら、自分の夢に向かって走っている君たち。その道は遠回りに見えて近道かもしれない。新聞奨学生ガイドは君たちを応援します。
  • パックンマックン所属事務所:ハブ・マーシーHPへ
  • *新聞配達をした著名人を知っている方はぜひ編集部までお知らせ下さい!
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