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奨学生のシステム

新聞奨学会制度は、奨学会(新聞社)によって、ビミョーに違うのを知っているだろうか。
しかし、基本的なシステムは変わらないので、まずはその仕組みを押さえておこう。

奨学金を受け取るシステム

奨学金と聞いて一般的に考えるのは、大学・短大・専門学校に入学から卒業までに必要なお金を借りて、卒業後に働きながら返していくということだろう。
私立4年制大学で卒業までに必要な金額は授業料だけでも300万円から400万円くらい。卒業後にこれを返済してゆくのは結構大変で、何年もかけて返済している人が多いんだ。
新聞奨学会制度は奨学会が学校に学費を立て替えてくれる代わりに、新聞配達で得た給与から奨学金を差し引かれた金額を受け取るシステム。卒業してから返済が始まる普通の奨学金と違って、新聞奨学会は在学中に給与から返済し続けることになる。
卒業後にお金を返す必要はまったく無いのがメリットだよ。

しっかりした制度が確立

学費が払えても、生活は?と考えた人、いいトコ突いてるね。
でも、大丈夫。 奨学生になると、販売店の建物内やその周辺に無料の個室を用意してくれるので、毎月の高い家賃を払う必要が無いんだ。食事も賄いがあるところならば毎月25,000円程度の食費で朝・夕食が食べられる。
場所によっては自炊の場合もあるけど、奨学金以外にもちろん給与も支払われるので、食費の心配は不要だ。
また、国民健康保険や労災保険などに加入するので何かあっても安心だし、自転車・バイク保険にも加入する場合もある。奨学会によっては一般の会社並みに社会保険料の一部を負担してくれるんだ。

完全に自立した自分

新聞奨学生になると、仕事をして、学校に通い、ひとり暮らしの自分の城を持つ。
それは親からの援助を受ける必要のない、完全に自立した生活だ。
一人暮らしだとどうしても、生活が乱れたりお金の使い方がルーズになりがちだけど、毎朝の配達がある新聞奨学生なら規律正しく充実した生活が送れるのも安心だね。
そして、楽しみは給料日。稼いだ給料は(もちろん)自由に使えるので、その中から親へ仕送りをしたり将来のために貯金をしたり、皆、目的を持ってイキイキ働いているよ。

仕事はなれるまでキツイかも

朝はだいたい2時~3時に起床して朝刊を配達し、6時30分ころ朝の業務終了。
それから学校へ行って、夕刊配達がある場合は3時ごろから業務を行い5時半から6時くらいに配達終了だ。もちろん合間に学校の課題などもやらなければならないので、時間の使い方が難しいのは確かだし、なんといっても早起きはつらい。
しかし、先輩の話によると「1ヶ月くらいで慣れるよ。」とのこと。
生活パターンに慣れるまでが勝負なので、ここはがんばるしか無いだろう。 キツイ反面、新聞を楽しみに待っている読者の期待に応えるやりがいのある仕事なのも事実。
毎日決まった地域に新聞を配っていると、地域の人との触れ合いも味わえる。普段の生活では味わえない充実感や達成感。そして卒業までやり遂げた強い意志。これは一生の財産を作れる仕事だよ。

就職活動に有利

最近は就職状況も厳しいのは知ってるよね。有名大学を卒業しても、希望の会社に就職できるのはほんの一握り。新聞奨学生の場合、就職活動時には新聞社から「就職推薦状」が発行される。早朝からの新聞配達と学業の両立は大変だけれども、キツイ状況で責任ある仕事を全うするというのは、社会人になっても必ず役立つ大切なスキルだ。
しっかり新聞販売店で勤めているというお墨付きは、企業の担当者から好感度が高くなることは確実。でも、あとはキミの実力次第だよ。

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