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苦しくても努力をすれば達成感が|菊池新吉

第24回コラム

  •  まもなくサッカーワールドカップ南アフリカ大会が始まりますが、元プロサッカーの名選手が新聞配達で得た経験を聞く機会がありましたのでご紹介します。
  •  Jリーグの元名ゴールキーパー、現在はコーチとして後進の指導者にあたる菊池新吉さんは岩手県遠野市の出身。幼い頃父を亡くし、母ひとりの手で育てられた。母は子供のころから「自分の事は自分でやりなさい」という方針だったという。サッカーをやっていた新吉少年は、そのためにも小学校2,3年の頃から牛乳配達、4年からは新聞配達をしていた。北国の朝、幼い少年には大変な事だったろうと思うが、菊池さんは「いや、馴れているからそれほどでも。でも、田舎だから家と家の間が離れているんです。それで小学校の近くの家には登校の途中でいれたりして・・・今思うと遅くなってしまったなと」と言う。
     1986年県立遠野高校を卒業後、直ぐに読売クラブに入団した。その後Jリーグではヴェルディ川崎でカズ、ラモス、北澤豪、ペレイラ、柱谷哲二などとともにスタメンとして活躍し、1993年にはシーズン16完封という記録を残す。
     持病の腰痛や度重なるケガを、不屈の闘志と努力で克服してきた姿にファンは多い。2002年の引退後は、東京ヴェルディ、U-16日本代表などのコーチとして選手の育成に努めてきた。
    菊池さんは若者たちへのメッセージとして、「いい事ばかりではないと思うが、努力をすればきっと達成感が得られるはず。がんばってほしい」。そして、ご自身は、新天地「栃木サッカークラブ」のGKコーチに就任し、昨年以上の結果を残したいと抱負を述べた。
  •  今、歯を食い縛ってがんばっている君たちを新聞奨学生ガイドは応援しています。
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