本にできるくらいの経験を|ASIAN KUNG-FU GENERATIONアジカン/後藤正文さん
第26回コラム
- 人気ロックバンド、ASIAN KUNG-FU GENERATION,略称「アジカン」のメンバーは後藤正文、喜多建介、山田貴洋、伊地知潔の4人組。1996年、学生時代に結成し2010年は漫画「ソラニン」の映画化で主題歌を歌って話題になった。
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ほとんどの曲の作詞・作曲をしている後藤正文さんは、ブログに日記を書いている。
専門の音楽分野だけでなく、広くアンテナをはり、考えていること、感じることをきちんと書いていて、誠実な人間性の感じられるブログである。
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2009年10月14日「すっかり秋」と題した日記に、後藤さんは浪人時代一年間、新聞奨学生をしたことを書いている。金銭的な問題で、進学をあきらめた人のメッセージに対して書かれたものである。
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「正直言ってキツかった」と言いながらその経験から、体力もつき、お金を稼ぐ大変さを知ることができ大概の仕事をキツいと思わなくなったそうだ。また「配達中の景色のいくつかは、今でも特別なものとして残っている」と言う。
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沢山の経験をしたが、なによりもそのとき出会った友達が、OASISやBECKなどの洋楽ロックを教えてくれたお蔭で音楽に興味を持ったと、大変だったけれど掛け替えの無い一年と振り返る。
そして、経済的な理由だけが進学の問題なのならば、新聞奨学生制度の資料だけでも読んでみたらと結んでいる。
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今、新聞配達をしながら、学業に励んでいる奨学生の君たちもきっと、その生活の中で将来のためのなにかを掴むことだろう。新聞奨学生ガイドは、そんな君たちを応援しています。
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ASIAN KUNG-FU GENERATION 公式サイト
- *新聞配達をした著名人を知っている方はぜひ編集部までお知らせ下さい!
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